レモンの栄養と健康効果

レモンのいろいろな食材利用

レモンは単独で摂ってもいいのですが、主に果汁を食用に応用することの方が多いと思います。レモンは何しろ非常に酸っぱくて、レモンを絞るための専用のレモン絞りも多く用いられています。


こうして果汁を絞ってジュースやレモネード、レモンスカッシュなど、各種清涼飲料水に加工するのは定番でもあります。また、味に強みを持たせるために調理や製菓でも多く使われています。


果実をそのまま料理に添えておくことも多く、それを食べる際に絞って揚げ物(豚カツなど)や生ガキにかけたりしています。


最近の研究では、フラボノイド、特にエリオシトリンがレモン果汁中に豊富に含まれているので、それが食後の脂質代謝に有効であることも明らかになっています。つまり、油ものの料理に添えることは、単に美味しさのためだけではなかったのです。


果実を薄く輪切りにして、紅茶の風味付けにするのも定番ですし、グラスの縁に切り込みを入れて差して、コーラなど炭酸飲料、カクテルの飾りにするのもよく見かけます。


皮も役に立ちます。もともとレモンの香りは皮の部分に大きく依存しているのです。レモンの皮を砂糖で煮つけてグラニュー糖をまぶせばレモンピールになります。これはケーキなど洋菓子でよく使われる製菓材料です。


カクテルに風味をつけるためには、すりおろしたレモンの皮を使います。リモンチェッロというレモンの皮を使ったリキュールもあります。これはレモンの皮を純アルコールに浸たして、取り出し、砂糖水を加えてから1ヶ月程度置いたものです。レモンは、形が整っていて、皮にツヤとハリがあるものを選びましょう。色鮮やかであるかどうかもポイントです。