レモンの栄養と健康効果

レモンの栄養と効能

レモンと言えばビタミンCというのが定番で、よくCMでも「レモン○個分のビタミンC配合」などとキャッチコピーが使われています。主な栄養成分(可食部100g中)では、当然ですがビタミンC(100mg)ということになります。


主な効能は風邪予防、美容効果、疲労回復です。ちなみにレモン1個分のビタミンCの値は、農林水産省のガイドラインで「20mg」と決まっていた時期もありました。それほどにビタミンCのイメージが強いのでしょう。もちろんその通りにビタミンCの含有量は柑橘類中でトップクラスです。


その昔、イギリス海軍の提督も、レモンを愛したとされています。それは、当時の船乗りの職業病にもなっていた壊血病の予防にレモンが効果的だったからです。レモンを1日1コ食べていればビタミンCの不足にはなりません。十分にビタミンCを摂っていれば、それだけで風邪予防や、シミ、ソバカスなど肌のトラブルも防止できるというわけです。


レモンそのままでは酸味が強過ぎて生食しにくいという人は、しぼって果汁にハチミツを加えて飲んだりしてもいいでしょう。また、スライスしてハチミツに浸けこんでおくのも食べやすいでしょう。


ビタミンCには肝臓の働きをサポートしたり解毒効果もあるので、お酒を飲み過ぎた翌朝などは、是非、摂ってもらいたいものです。


更に、クエン酸も多いので、疲労回復効果がより高まっています。クエン酸は体内でエネルギーとなる成分です。


レモンは酸っぱいのが特徴ですが、この酸味成分には新陳代謝向上の効果があるので、ダイエット効果、冷え性の改善も期待できます。