レモンの栄養と健康効果

レモンの基礎知識

レモンと言えば酸っぱくてビタミンCが豊富で、とすぐに連想すると思います。レモンは分類ではミカン科ミカン属で、インドヒマラヤ地方が原産地です。季節的には秋冬で多く出回る時期は10月~3月(国内産)ということで、ちょっと夏のイメージもあるので意外な感じもします。


日本国内では約496ヘクタール(2011年)のの栽培面積があり、約5,383トンの年間出荷量があります。国内の主な産地は広島県、愛媛県、和歌山県です。レモンの樹高は約3mで、枝にはトゲがあります。


果実はレモンの特徴でもある紡錘形(ラグビーボール風)で、先端には乳頭と呼ばれる突起があります。最初は緑色なのですが熟すにつれてお馴染みの黄色になります。


国内産も前述の通りあるのですが、店頭で販売されている多くは実はアメリカなどから輸入されているものです。レモンはインドのヒマラヤ地方で誕生し、10世紀頃に中国、アラビア半島と伝わっていきました。12世紀頃にはヨーロッパにも伝えられ、大航海時代にはアメリカ、ブラジル、アルゼンチンにも伝わりました。


そして日本には明治時代初頭に渡来して、以後、国内でも栽培されるようになっています。


輸入レモンには「ポストハーベスト農薬」が防カビなどの対応でかけられており、これを気にする人もいますが、輸入時に基準値等の検査が行われています。それでも気になるという人はノーワックスと明記してある輸入レモンは国内産レモンを選んで下さい。


さて、レモンには他の柑橘類と交雑した品種(マイヤーレモン、サイパンレモンなど)も結構出回っています。次項で説明しますので参考にしてください。